大鉄工業では、将来にわたり高いレベルの安全・品質を提供し続けるため、次代の担い手である若手技術者の育成に力を入れて取り組んでいます。そこで、「大鉄工業が必要とする技術者を、大鉄工業がきちんと育て上げる」という人材育成方針のもと、実物設備で実際に「見る」「触ってみる」「やってみる」ことによって、技術者として求められる技術や技能の基本を習得できる施設を建設いたしました。
■ 所在地 | 兵庫県三田市福島字宮野前501番27 |
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■ 敷地面積 | 9,081.9㎡ |
■ 施設概要
構 造 | 階 数 | 延床面積 | |
建築実習棟 | 鉄骨造 | 地上3階 | 約3,750㎡ |
土木実習棟 | 鉄骨造 | 地上1階 | 約450㎡ |
研修棟 | 鉄骨造 | 地上3階 | 約2,150㎡ |
線路実習線(※) | 軌道延長 | 約420m | |
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※分岐器(1組)、ホーム(桁式)、URTエレメント(施工状況)、 工事桁、橋梁、踏切、工事用渡線路等 |
技術研修センターは、総合的な教育を行う「研修棟」に加えて、「線路実習線」「土木実習棟」「建築実習棟」の4つの施設で構成されています。これらの施設を利用した研修では、部門ごとの専門技術を体系的に学ぶことができます。
実際の線路(約420m)を用いて、軌道整備や軌道材料交換などの作業を体験することで、作業の勘所の理解や軌道構造・軌道材料の基礎知識の理解を深めます。また、列車防護訓練などにより異常時の対応能力を高めます。
コンクリート構造物の実物大模型を用いて、施工手順や構造物に対する現場管理の理解を深めたり、実物の桁・吊り足場などを活用して、鉄道土木工事固有の技術や、安全に対する理解を深めます。
建設途中の現場を再現した実物大模型を用いて、間違い探しなどの実技を通じ、施工管理上のポイントの理解を深めます。また、構造上のポイントのカットモデルなどを用いて、図面だけで理解しにくい部分の構造等の理解を深めます。
講義とグループワークを交え、現場で使える技術が身に付く研修となるように、従来の研修とは異なるアプローチでの研修方法を検討しています。また、全部門の新入社員研修にも対応できるよう宿泊施設も備える計画となっています。