奈良線複線化軌道新設
- 施工場所
- 京都府
- 竣工年月
- 2023年9月
- 概要
- 奈良と京都を結ぶ奈良線について、JR発足後に輸送改善計画が進められ、その中心となる複線化のための軌道新設工事を施工しました。1期工事では、京都駅~JR藤森駅、宇治駅~新田駅間について施工し、2001年3月にこの区間の複線化を完了しました。
奈良線の第二期複線化工事は2016年に着工し、玉水〜山城多賀、城陽~新田、宇治~JR藤森間において軌道新設約15.0km、軌道移設約9.5kmの内容で、約7年にわたる長期間の施工となりました。非常に狭隘な区間が多く、土木工事を含め施工は困難の連続であり、また線路切換工事も総数46回を数えました。
なかでも2022年5月(木幡~黄檗~六地蔵)及び2023年2月(六地蔵~桃山~JR藤森)の3駅間の線路切換工事では、当社線路関係だけでも1日で総勢600名を超え他系統を含めれば1000人を超える大規模工事であり、当社の全エリアから社員・協力会社を集結した一大工事となりました。